【連載】はたらくって意外と・・・ vol.3 杉崎聡美さん

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「意外と遊べる日野マガジン」に
掲載した 5名のはたらき方を
インタビューしたこのコーナー。

紙面ではお伝えできなかった、
ちょっと詳しいお話をお届けします。

本日は3人目〜

VOL.3 杉崎聡美さん

 
東京都日野市を中心に、
ナチュラルフレンチのケータリングを
行っている杉崎さんにお話を
うかがってきました。

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-- お料理一筋で今に至るのですよね?
 
杉崎さん:
そうですね。
約20年のキャリアになります。
レストランや都内ホテルで
働いてきました。 
今は、お料理をお届けする
ケータリングスタイルで
起業しました。
 

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⁻⁻ 複数のキャリアの中で
一番印象残っているのは?
 
杉崎さん:
 10年ほど前に勤めていた
新宿にあるホテル
レストランでの勤務です。
お客様のご要望に対して
決してNOと言わない、
ハイレベルのホスピタリティを
学びました。

実は、当初はフランスでの
料理修行までの間に
派遣で働く予定だったのです。
 
でも実際は学びが本当に多く、
フランス行きを辞めて、
引き続きこちらで
働くことになったのです。
 
フランス行きは
「今じゃない」という感覚でした。
 
結果、こちらで夫と出会うという
縁にも恵まれました。
不思議なものですね。
 
 
--  そうなんですね。
そもそも料理の世界に
入られたきっかけは?
 
高校後の進路を考える際、母に
「自分の人生、自分で決めなさい」
と言われました。

当時、まわりは大学進学を選ぶ中
自分のやりたい気持ちに従い、
料理の学びの道を選びました。

母曰く、子どもの頃から
おままごとの料理の完成度が
すさまじく高かったと聞いています。

黒砂、白砂、そしてドングリを乗せ、
粘土を溶かしたとろみのあるソースを
かけるこだわり様だったようです(笑)
 
--  なるほど!ところで、
今のケータリングという
スタイルにはどうやって?
 
一番のきっかけは、子どもが
産まれたことです。
 
勤務先までの距離や
夜間の勤務などを考えた場合、
色々理由がありましたが
はたらく方に迷惑がかかる、
というのが一番の理由で
ホテルを辞めることにしました。

それから、日野市で子育てしながら、
近隣のレストランなどで働き、
ここで今につながる有機野菜や
ナチュラル料理に出会いました。

そんな中、改めて自分のはたらき方
を考えた時に、雇われる形よりも
自分らしく起業するスタイルに
行き着いたんです。

それから日野市の創業スクールで
起業の基礎を学びました。

当初は店舗経営するプランを
練っていたのですが、
どうもしっくりこない。
 
色々悩んだ結果、
店舗を持つのは「今ではない」と
感じたんです。
 
結果、今のケータリングの
スタイルにたどり着きました。
 
何としても店舗を構えなきゃ
という見栄は削ぎ落とされ、
本当に等身大の自分
いきついた感じです。
 

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-- 店舗を持つのは今じゃないと
感じた具体的なきっかけは
あったのですか?

自分がストレスを感じながら
仕事をするよりも、まずは自分の
環境をいたわること、そして自分の
家庭をまわすことが今は一番だと
考えました。
 
その時、様々な負担もでてくる
店舗は、今のタイミングじゃ
ないなと気付いたのです。 
 
今はケータリングの仕事が
しっくりきていて、とても楽しいです。
 

 -- 杉崎さんにとって、

「はたらくって意外と・・・?」を

教えてください。

 

「循環させる」ことです。

 

まずは私の家族が円満で、

自分が元気で満たされている事を

大切にしています。

 

その満たされた感じが、料理を通じ、

お客様へ、そしてその家族・友人に

つながっていくと思っています。

 

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杉崎聡美さん

料理人/ ナチュラルフレンチケータリング

Kizagisu - kizagisu ナチュラルフレンチのケータリング