会社に入って感じた違和感

今から10数年前、会社に入ったばかりの私がとっても違和感を感じ、驚いたことが2つあります。

会社には、
定時はあってないものらしい

職場では、退社時間の定時になっても一向に人が帰らず、定時ってそもそも何なんだ?と疑問に思いました。学生時代のバイトは、定刻で終わるのが常識だったのでなおさらです。
所属した職場では、みんな夜遅くまで働き過ぎで、もはや「定時」や「残業」という言葉すら使われていませんでした。(よっぽど深夜に差し掛かる業務のことを、はじめて「残業」と呼んでいました。)

自分の時間の大半を
仕事にささげるものらしい

仮に残業して、12時間勤務だとした場合、1日の半分は仕事になります。生きる術としか仕事を捉えてなかった学生あがりの私には、信じられない事実でした。睡眠や通勤を除けば、残された自由時間は1〜2時間って、何のために働いているのか、なんだか本末転倒だと違和感を感じました。

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こんな衝撃を受けたのに、環境とは怖いもので、残業が日常茶飯事の場所に毎日身を置くと、早めに帰ろうとするとソワソワしたり、定時退社をする同僚を見ると、暇だとかずるいとか感じるから不思議です。

ようやく、ここ数年でワークライフバランスや働き方といったキーワードが世間を賑わすようになり、また自身も結婚し子どもを授かったこともあり、10数年ぶりに新人の時に感じたはたらくことに対する違和感を取り戻せました。

今は少しずつ、より自分にフィットしたはたらき方ができるよう試行錯誤の日々です。

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思考は、身を置く環境によって作られるとつくづく感じます。

ハタラクラブ イリコ

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【ハタラクラブ】

〜はたらき方を考えることは
休み方を考えること〜

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