今さらの自己紹介 その6 「自分に向き合ってみた」

遅々と進まない自己紹介、
お付き合いいただいてありがとうございます・・・

前回までのお話。

息子を出産して、十数年勤めてきた会社も
休暇に入り、知人もほとんどいない土地で、
子育てをスタート。

急に自分の予定がほとんどなくなり、
これまでの人生とは全く別のストーリーの
新たな生活。

「自分の人生がリセット」されたような
感覚に陥っていたのでした・・

⁻⁻

それでは続きをいきますね!
(今日はある団体のCMのようなブログに
 なっておりますが、ご勘弁ください。
 私が多大な影響を受けた団体のため)

そんな私に、大きな変化をもたらしてくれたのは
NPO法人マドレボニータの産後クラスとの出会いでした。

出産直前に、NHKグランジュテという番組に
代表の吉岡マコさんが出られていたのを見て、
ピンとアンテナが立ち、出産したらぜひこの
教室に参加したい!と強く思っての参加でした。

このクラスは、出産後の女性のケアを目的としたもので、
バランスボールの運動のほか、自分について語る
コミュニケーションワークの2本立てで構成されるものです。

教室は一ヶ月完結型のレッスンなのですが、
生徒さんの大半は、出産後2~7カ月程度の子どもを
抱えての参加。

それぞれ直面している境遇が似ている
ことと、また上記のコミュニケーションワークが
あるおかげで、たった一ヶ月とは思えないほど
ぐっと親密な関係になります。

⁻⁻

妊婦生活と出産とで体力がガタ落ちの私にとって
バランスボールも相当ハードでしたが、何より
このコミュニケーションワークが私にとっては
ハード極まりないものでした・・

出産直後、赤ちゃんの授乳やう○ちまみれ
(まみれてはないかww)の女性たち。

赤ちゃん中心の生活で、どうしても自分のことは、
二の次となってしまう彼女たち。その彼女たちに、
まずは自分を大切にするため、このワークでは
「自分を主語に語ってもらう」形で進めます。

例えば、
・自分の人生を今後どうしたいか
・子どもが産まれてからの仕事をどんな風にしたいか
・パートナー(夫)との関係性はどうありたいか
・そして、5年後にどうありたいか

などなど

⁻⁻

みなさん答えられます??
結構、難問ですよね?

出産後、意気揚々と息子中心の予定を入れ、
私中心の予定は全くゼロ。

なんとなくオシャレからも遠のき、
最低限の身なりで外出してきた私にとっては
もう難問も難問でした・・・
(スポーツウェアも見当たらなくて、当時膝の
 伸びた使いこんだパジャマみたいなので参加してたw)

産後のこんな伸びきった脳みそじゃ、
考えられない!

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でも、回を重ねるごとに、
この難問を答えられないのは、私の脳みそが
産後伸びきっていたからじゃなくて、
そもそも20代前半で就職してから一度も
本気で考えたことがなかったからだと気付いたのでした。

20代
・上京したてで楽しくて、がむしゃらに働いていたころ
・同期も徐々に結婚し、それでも会社・家庭・飲み屋の
 トライアングル生活をしていたころ
30代
・結婚して、公私ともに充実していたころ
・震災でいろんな違和感を感じつつも言語化できていなかったころ

この十数年間、蓋をし続けて、見て見ぬふりしていた思い。
自分って何なんだろう、どうしたいんだろう。

これが、私の産後に、そして産後クラスに通ったことで、
ぶわ~~っと出てきたのでした。


「私って何?」
「私はどうしたい?」

月4回のクラス。クラスを終えるごとに、
夫にその日にクラスで話した内容をシェア。

初めて向き合う自分自身、
答えはちっとも出なかったけれど、
その過程を夫に話すのが楽しくて楽しくて、、

通常、ひと月完結型のクラスに立川教室に3回連続で通い、
最後に団体代表の吉岡マコ先生の教室にも参加しておきたく
4か月目には吉祥寺教室まで通ったのでした。

それまで会社員の友人しかいなかった私、
手ぬぐいの作家や料理を生業にしている人、
学校の先生など本当にたくさんの仕事を
されている方とも出会い、この4カ月で
私の世界は一気に広がったのでした。

そして、夫との関係性も少しずつ少しずつ
変わっていくことになります

よし、だいぶ現在に近づいてきました。
次回は、私たち夫婦がNHKのゴールデンの
ニュースに登場する話です。