今さらの自己紹介 その4 「子ども産んだら、○○が欲しくなった」

さて、つらつらと書き続けている自己紹介。
自己紹介というよりは、ちょっとした自伝になって
きていますが、お付き合いください。

ーー
さて、震災を機に、自分のはたらき方について
はじめて本気で目を向け始めた私。
そこから1年足らずして、息子の妊娠が分かり、
大きく大きく自分の人生が変わっていくことになります。
ーー
妊娠が分かったのは、2012年2月。
会社の組合の合宿で、結婚後初めて夫と別行動での外泊。
お酒をひさびさに浴びるほど飲んだ矢先の発覚でした。

それからの十月十日は、自分の身体の中に自分以外ではない
ナニモノかの命が芽生えた不思議。そして、大きくなっていく
うちに増していくそこへの愛情。

割と理屈っぽかった私が、妊娠中は途端にロジカルに
物事が考えられなくなり。嗅覚と味覚が異常に発達し、
はじめて私も動物だったのだと、強く強く実感した
そんな妊娠生活でした。

夫は、おなかの赤ちゃんをベビちゃんと呼び、
毎日その子に向けた一言日記をつづっていました。

里帰り出産だった私は、臨月少し前に実家に帰省。
3400gのビッグな男の子が無事うまれました。

ーー
産まれた安堵と喜び。
そして出産して2~3日後のはじめての授乳。
てっきり普通に飲んでくれるものだと思っていたところ、
上手に授乳ができない。。

考えてみれば、母である私もはじめて、
産まれたばかりの息子も当然はじめて。

出産したから親にはなったものの、まだ名ばかり。。
こうやってひとつひとつを乗り越えていくのだと、
頭をがつんと痛い洗礼を受けました。

ーー
その間、
東京にいる夫と、地方の実家にいる私。
約二か月の間、遠距離夫婦の期間。

昼間ははたらいて、子どもの様子を聞きたいと慌てて
家に帰り、電話をしてくる夫。
ようやく授乳が終わり、寝かしつけをしようとする妻の私。

夜中も授乳とオムツ替えの繰り返しでろくに寝られず、
でもその状況をメールや電話ではうまく夫には伝えられない、、
気持ちに余裕がなく、あっけなく電話を切ったり、
タイミングがあわず電話もできない日々。

そして、子どもは毎日毎日、目が合ったり指を動かしたり
すさまじく成長をしていく、、

この時期に夫婦が離れているとお互いの大変さや喜びが
「共感」できないと不安に感じ、床上げが終わり少し
体調的にも落ち着いた出産後1か月に息子を連れて、
東京に新幹線で戻ってきました。

ようやく家族3人で生活がスタートできるという
喜びいっぱいで!
夫と子育てのいろいろを「共感」したいその一心で。

ハタラクラブ イリコ