今さらの自己紹介 その3「自分の人生がゆさぶられはじめた」

さて、自己紹介。
すっかり間があいてしまいました。


どんな集まりにでも顔を出していた20代から一転。(暇だった、、)
人生のパートナーである夫と、趣味の茶道と出会い、

少しずつ自分の人生に「軸」が見え、30代に突入してからの
お話しです。

ーー

出会って2年ほどで、31歳で夫と結婚。
夫の地元である東京の郊外、日野市に住まいを構え、
新生活が始まります。

ただ、何しろ職場が遠い!!
勤務先までは電車に揺られ、Door to Doorで1時間45分、
往復で3時間30分。地方出身の私にとっては、この距離は
もはや出張レベル。

結婚生活はとっても新鮮で楽しかったけれど、
毎日、何でこんな遠いところに住まなければいけないんだ!
と夫に愚痴る毎日でした。

本当にね、3時間30分は長いよう、、

ーー

そして結婚して半年ほどして、あの大震災。
会社の事務所で大きな揺れを体験。
一度、避難後、会社の指示を待つ中、

落ち着きを取り戻そうと

何気なく開いたパソコンのメール受信簿。


そこには、日々の業務のメールや何気ない同僚とのやりとり。
いつもそこにあると思っていた平穏な日々が、
それらがあっという間に指の間から

ボロボロこぼれていくような感覚を
受信簿をマウスでめくりながら感じたのを
昨日のことのように思い出します。


そして、実はその日は、自分の手がけた仕事が
新聞の一面を初めて飾った日。

そんなことすら一瞬で忘れてしまうような大災害。


3時間30分の通勤時間をかけて、
自宅から遠く離れた場所ではたらく自分。

そして、この日常が明日も続く保証はないということ。
今の仕事を、はたらき方を続ける理由。

ーー

今、振り返ると少しずつこのあたりから、冷静に自分のあり方に
目を向けられるようになってきたと思います。

ハタラクラブ イリコ